和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年10月05日(土)

新型コロナ、定点22週ぶり15人上回る 和歌山県で流行拡大、インフルも増える

 和歌山県は9日、今年第5週(1月29日~2月4日の1週間)に定点医療機関で報告された感染症の新規感染者数を発表した。新型コロナウイルスの1医療機関当たりの平均患者数は16・31人(前週13・47人)で、昨年8月28日~9月3日の週以来22週ぶりに15人を上回った。県健康推進課は「流行が広がっており、手洗い、換気、マスクの適切な着脱といった基本的な感染対策を徹底し、いっそう注意してほしい」と呼びかけている。

 県内49カ所の医療機関から報告を受けた患者数を基にまとめた。
 新型コロナウイルスの新規感染者数は799人で、前週(660人)から139人増えた。

 1医療機関当たりの平均患者数は、保健所管内別では海南が最も多く36・00人(前週31・33人)。次いで湯浅20・50人▽岩出17・83人▽和歌山市17・00人▽新宮15・67人▽御坊13・33人▽田辺11・57人▽橋本10・33人▽串本8・50人ーとなっている。

 一方、インフルエンザの県内の新規感染者数は975人で、前週(796人)から179人増加。4週連続で増えた。

 1医療機関当たりの平均患者数は19・90人(前週16・24人)。保健所管内別では新宮が最も多く38・33人(前週17・00人)。次いで海南25・00人▽和歌山市24・07人▽岩出22・83人▽橋本20・50人▽湯浅16・75人▽御坊16・67人▽田辺6・43人▽串本1・00人ーとなっている。