和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

頭におひつ載せ一歩ずつ ねんねこ祭りにぎわう

頭におひつを載せたご飯持ちみこを先頭に一歩一歩ゆっくり進む「朝日遥拝行列」(和歌山県串本町田原で)
頭におひつを載せたご飯持ちみこを先頭に一歩一歩ゆっくり進む「朝日遥拝行列」(和歌山県串本町田原で)
ござを担いで「ねーんねこ、ねーんねこ、おーろろーんよー」と歌う「子守神事」(和歌山県串本町田原で)
ござを担いで「ねーんねこ、ねーんねこ、おーろろーんよー」と歌う「子守神事」(和歌山県串本町田原で)
子どもみこによる「浦安の舞」(和歌山県串本町田原で)
子どもみこによる「浦安の舞」(和歌山県串本町田原で)
 和歌山県串本町田原の木葉神社で1日、県指定無形民俗文化財の「ねんねこ祭り」が営まれた。頭におひつを載せたご飯持ちみこを先頭に遥拝所まで一歩一歩ゆっくり進む「朝日遥拝行列」や、子どもらがござなどを担いで「ねーんねこ、ねーんねこ、おーろろーんよー」と歌う「子守神事」などがあり、多くの見物人でにぎわった。


 五穀豊穣(ほうじょう)、子孫繁栄などを願う田原地区の祭り。朝日遥拝行列は、ご飯持ちみこの矢口紅朱さん(古座小学校2年)を先頭に午前7時ごろ神社を出発。笛や太鼓が鳴り響く中、井谷正守宮司が鈴を一振りするごとに一歩ずつ進み、約1時間かけて、拝殿から約100メートル先の遥拝所まで歩いた。

 「子守神事」では、宮司と5人の御幣(ごへい)差しが順番に、ござ、まくら、乳型の米袋を担いで「ねーんねこ、ねーんねこ、おーろろーんよー」と歌い、見物人から「ええぞー」「声が小さい」などの声が飛び、笑いに包まれた。

 荒木野乃子さん(田原小学校5年)、西五月さん(田原小1年)、岡田葵さん(同)による「浦安の舞」、「ミカンを食おか」「こうじを食おか」などと宮司と童子が掛け合う「みかん問答」、田原獅子保存会による獅子舞、餅まきなどもあった。