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2024年05月04日(土)

【RIZIN】太田忍「ここから2回勝てばタイトル戦でもおかしくない」牛久絢太郎を倒し一気に王座を目指す!

『RIZIN.46』で牛久絢太郎と対戦する太田忍 (C)ORICON NewS inc.
『RIZIN.46』で牛久絢太郎と対戦する太田忍 (C)ORICON NewS inc.
 レスリング五輪銀メダリストからMMAファイターに転向して4年目、ついに覚醒の時を迎えている“唯一無二のニンジャファイター”太田忍。29日の『Yogibo presents RIZIN.46』(有明アリーナ)では、元フェザー級王者で今回からバンタム級に階級を変更する牛久絢太郎と対戦する。

【動画】【RIZIN.46】太田忍、牛久絢太郎戦に向けて気合い十分 次の対戦相手も視野に「希望は井上直樹」【単独インタビュー】

 昨年10月に佐藤将光に敗れて一歩後退したタイトル戦線に再浮上し、悲願のベルト獲得のために必勝を誓う太田にORICON NEWSではインタビューを実施。言葉の節々から溢れ出る揺るぎない自信を感じていただきたい。

■昨年は1年で4試合のハイペース「今年も4試合やったらチャンピオンになってますよ」

――試合まで2週間を切りましたが、現在のコンディションは?(インタビューは15日に実施)

【太田】だんだん気持ちに体がついてきて、コンディションが追いついてきました。いつも2週間前くらいから「いい感じになってきた」ってなるので。減量は徐々に落としていますけど、今で残り8キロくらいで、練習でやることをやって1週間前くらいから考えればいいかな。最後は5キロくらい水抜きするので、あと2~3キロを絞って。契約体重を守るのは最低限のルールで、そこは当たり前です。何のために減量してるの?試合でベストパフォーマンスを出すためでしょ。体重コントロールは大前提として、それよりも試合で良いパフォーマンスを出すための練習をしています。

――昨年は4月の倉本一真戦から、7月の瀧澤謙太戦、10月の佐藤将光戦、そして大みそかの芦澤竜誠戦と1年で4試合しましたが、今年も同じくらいのペースでやりたい?

【太田】4試合はやるかなって感じですけど、去年よりも対戦相手のレベルは上がりますよね。去年は佐藤将光選手とやりましたけど、それ以外はバンタム級でも中堅以下といわれる選手とやって、大みそかはお祭りカードで。今年は対戦相手の強さも去年より上がるだろうし、そのための準備の時間や試合のダメージも増えてくるので、今年も4試合できるかはわからないです。ただ、今年も4試合やったらチャンピオンになってますよ。

――そのペースなら大みそかにはベルトを巻いている?

【太田】そうじゃないですかね。僕より上が何人いるか考えて、ここから2回勝てばタイトルでもおかしくないと思うので。

――バンタム級タイトル戦線では、3月の神戸大会で佐藤将光選手に勝利した井上直樹選手がベルト挑戦を希望しました。

【太田】それは当然じゃないですか。佐藤選手に勝ってアピールするのは当たり前だと思うし、試合自体も面白かったですよね。すごくレベルが高くて。井上選手が最後にテイクダウンして明確なポイントを取って、それまでは「どっちが勝つか!?」って感じだったところで、内容の濃い面白い試合内容だったし、いいんじゃないですか。

■元フェザー級王者の牛久に「負けるつもりもないし、上回れる自信もある」

――2月に太田選手にインタビューした際には「去年10月に試合が組まれた段階では、井上直樹には絶対に負けない」と話していましたが、その自信は揺るぎない?

【太田】それは変わらないです。今は牛久選手に勝つための練習をしているので、この状況で「井上直樹に勝てるか?」と聞かれたら、わからないですけどね。

――牛久選手はフェザー級(リミット66キロ)からバンタム級(リミット61キロ)に階級を変更してくるので、この試合は体格差がポイントになるという声が多いです。去年9月の萩原京平戦では、強力な組みで萩原選手をコーナーに終始押し込んでいました。

【太田】そういう意見もありますよね。萩原選手よりも斎藤裕選手の方が僕とタイプが近いので、そっちの試合のほうが比較対象になると思いますけど、あれはフェザー級での体の作りをしていたので、バンタム級になったらどうなるのか牛久選手も含めて誰もわからないです。それでも、ATT(アメリカン・トップチーム)という素晴らしいチームに所属ですから、きっと体重を落としてテストも何度かしているだろうし、その中で「いける」と判断したからバンタム級に来たわけで。強いだろうけど、自分も負けるつもりもないし、上回れる自信もあります。

――牛久選手に勝利して、井上直樹選手と“挑戦者決定戦”をやりたい?

【太田】そこはどうなるか実際はわからないですよね。王者の朝倉海選手と井上選手をやらせるっていう声もあるだろうし。僕の希望はタイトルを目指したいので、タイトル挑戦の第一候補が井上選手であればやるべきだと思っているし、勝たないとタイトルは見えてこない。できるのであれば(挑戦権を賭けて)やりたいけど、朝倉海選手が防衛戦をどこでやるのか、そっちが優先ですから。「やりたいからやらせてくれ」って言ってもかなわないので、流れを見ながら戦っていかなきゃいけないと思っています。

――焦らずに状況を見極めているんですね。

【太田】タイトルマッチは順番待ちですから。僕は佐藤将光選手に負けた時点で後退してしまったので。僕が牛久選手に勝っても、同じ『RIZIN.46』に出場する中島太一選手やキム・スーチョル選手も勝ったら黙っていないだろうし。ただ、僕はそことやる必要はないと思っていて、僕は井上直樹選手と試合をやりたいのが一番の希望ですし、タイトルに近い選手を喰っていきたいです。

――そのためにも、牛久戦では結果はもちろん内容も求められます。

【太田】それがベストだと思いますけど、判定になったとしても「勝ってるな」という試合ができればいいですし、倒せれば一番いいです。

●『Yogibo presents RIZIN.46』対戦カード
◆フェザー級タイトルマッチ
【王者】鈴木千裕 vs. 【挑戦者】金原正徳
◆日韓対抗戦3番勝負
・バンタム級
中島太一 vs. キム・スーチョル
・フライ級
神龍誠 vs. イ・ジョンヒョン
・バンタム級
倉本一真 vs. ヤン・ジヨン
◆ワンマッチ
・バンタム級
牛久絢太郎 vs. 太田忍
・フェザー級
中原由貴 vs. ビクター・コレスニック
・フェザー級
山本空良 vs. イルホム・ノジモフ
・フェザー級
高木凌 vs. 西谷大成
・ライト級
“ブラックパンサー”ベイノア vs. 井上雄策
・ベアナックルルール(60キロ)
篠塚辰樹 vs. X
【会場チケットは各種プレイガイドで発売中/PPVチケットは各種プラットフォームで発売中】



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提供:oricon news