和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月06日(月)

中国の児童と交流 白浜の安居小と三舞中

中国から訪問した児童とかるたをして交流する、安居小学校の児童ら(17日、和歌山県白浜町安居で)
中国から訪問した児童とかるたをして交流する、安居小学校の児童ら(17日、和歌山県白浜町安居で)
 中国・桂林市から教育旅行で来日している小学生32人が17日、和歌山県白浜町の安居小学校と三舞中学校を訪問した。両校の児童、生徒が温かく出迎え、炭琴の演奏や合唱を披露したり、一緒にかるたをしたりして交流した。

 桂林市七星区にある卓然小学校は5月、県観光交流課を通じて安居小と三舞中を訪れて、子どもたちと交流した。卓然小学校から再度訪問したいという要望が同課にあり、2度目の交流が実現したという。

 この日は、安居小と三舞中の児童生徒21人が日本と中国の国旗を振って歓迎。その後、体育館で歓迎式を開き、安居小6年生で児童会長の佐本愛美さんが「ようこそ私たちの学校へ。皆さんに会える日を楽しみにしていました」とあいさつした。

 式では、炭琴の演奏や合唱を披露したほか、英語で学校の行事や取り組みなども紹介。卓然小の児童も、舞踊や詩歌の朗読を披露した。

 その後、子どもたちは3班に分かれて、あいさつや動物、食べ物といった単語を中国語と日本語でどう発音するかを勉強したり、かるたをしたりして交流した。

 卓然小学校5年生のチェン・ジャイさん(11)は「みんな笑顔で優しいので、一緒にいて楽しい。和歌山は景色もきれい。また日本に来たい」と喜んだ。

 一行は15日に来日し、16日には橋本市の高野口小学校も訪問した。東京や大阪なども巡り、22日まで滞在する予定。