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2024年11月01日(金)

神島女子が団体優勝 近畿高校少林寺、女子規定は熊野の2人

女子団体で優勝の神島
女子団体で優勝の神島
女子規定組演武で優勝した熊野の大江響華さん(左)と平田瑠渚さんの組
女子規定組演武で優勝した熊野の大江響華さん(左)と平田瑠渚さんの組
 第37回近畿高校少林寺拳法大会が22、23日の2日間、堺市であり、女子団体演武で神島(和歌山県田辺市)が優勝した。女子規定組演武では、熊野の大江響華・平田瑠渚組(ともに1年)が優勝した。近畿大会の上位入賞者は3月に香川県善通寺市である全国選抜大会に出場する。

 大会は近畿高校体育連盟など主催。全国高校少林寺拳法選抜大会の予選を兼ね、48校から283人が出場した。男女別で自由単独、自由組、規定単独、規定組、団体の各部で演武した。自由は3級以上、規定は4級以下。

 女子団体演武は10校が出場した。神島は力強い演武で2位の姫路商業(兵庫県)に僅差で勝ち、5年ぶりの優勝を決めた。

 神島女子の団体メンバーは、吉岡彩月さん、小田愛里さん、森澤日菜さん、中山侑香さん、垣本柚香さん、村上冬音さん、中川未空さん(以上、2年)、大山葵さん(1年)。メンバー8人は「心を一つに」を心掛け、練習では男子部員も含めて全員で同じ演武をするなどして一体感を高めたという。

 女子主将の吉岡さんは「優勝を目標に、チーム神島として全員が心を一つにして取り組めた。全国優勝という大きな目標に向かって頑張る」と話している。

 女子規定組演武で優勝した熊野の大江さんと平田さんは、ともに高校から少林寺拳法を始めた。大江さんは4級、平田さんは6級。外部コーチで熊野高少林寺拳法部出身の廣田陽美さん(22)の指導で力を付けた。熊野の女子がこの大会で優勝するのは初めてという。

 大江さんは「いつも練習を見てくれたコーチや先輩にメダルをかけることができてよかった」、平田さんは「全国選抜では今まで以上にいい演武ができるよう練習を頑張る」と話している。

 近畿大会ではこのほか、神島から女子自由組演武で小田愛里・吉岡彩月組が3位、森澤日菜・大山葵組が5位に入賞。男子規定単独演武で岡本俊君(1年)が3位に入った。

 田辺からは男子自由単独演武で小嶋輝希君(1年)が3位に入賞した。