和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2025年12月19日(金)

「高校生レストラン」 フランス料理店で南部高生、23~25日、和歌山県田辺

「高校生レストラン」で提供するランチのミニコース料理の一例。メインは肉料理か魚料理のいずれかを選べる=提供
「高校生レストラン」で提供するランチのミニコース料理の一例。メインは肉料理か魚料理のいずれかを選べる=提供
「高校生レストラン」で提供するパンを試作する生徒たち(8日、和歌山県みなべ町芝で)
「高校生レストラン」で提供するパンを試作する生徒たち(8日、和歌山県みなべ町芝で)
2次元コード
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 和歌山の食材で、高校生が作った料理を楽しんで―。和歌山県みなべ町芝、南部高校食と農園科調理コース2年生24人が23~25日の3日間、田辺市上芳養のフランス料理店「キャラバンサライ」の店舗を借りて「高校生レストラン」を開く。生徒が調理や接客をし、ランチのミニコース料理を提供する。

 同校の調理コースはこれまで弁当の販売などをしたことはあるが、実店舗を借りてレストラン形式での取り組みは初めて。

 同校と同店のコラボ企画。料理の内容は、生徒が更井亮介シェフと話し合って決めた。

 料理は、サラダ、スープ、メイン、デザートの4皿構成。メインは更井シェフが提案した料理で、紀州うめどりを使った肉料理か、地魚料理(魚種はその日の仕入れによって変わる)のいずれかを予約時に選べる。

 スープは同校で栽培したトウモロコシを使った冷製コーンスープ、サラダは県内産の野菜を使用。デザートは生徒手作りの梅シフォンケーキと、尾鷲牛乳(串本町)と県内で平飼いしている鶏の有精卵を使ったバニラアイス。飲み物に、同校で栽培した南高梅を使った生徒手作りの梅ジュースが付く。価格は税込み2千円。

 3日間とも事前予約制で、午前11時からと午後1時からの2部制。各回14席限定。

 予約は13日の午前0時~午後11時59分に、南部高校農業クラブ(@minabenouku)のインスタグラム=2次元コード=から申し込む。希望者多数の場合は抽選する。当選者には18日までに当選のメッセージを送る。

 濵路蓮さん(16)は「一生懸命に作るのはもちろん、皆さんに喜んでもらえる料理を作りたい。ぜひ食べに来てください」と呼びかけている。

 「高校生レストラン」の取り組みには、紀州うめどり・うめたまご協議会や町内の梅加工販売会社「紀州ほそ川」、JAわかやま紀州地域本部、町内の飲食店「更科」、同町西岩代の農業、中早大将さんや印南町崎ノ原の農業、新谷力さんが、協力や食材提供をしている。


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