獣テーマに授業、串本古座高
串本町串本の串本古座高校1年生約60人はこのほど、総合的な探究の時間で「獣」をテーマにした授業を受けた。猟師や役場職員、革細工に取り組む人が講演。さまざまな視点からの意見を聞いて探究を深めた。
同校では校外でのフィールドワークなど、探究活動の時間を確保するため、午後の授業時間を使った「半日探究」に取り組んでいる。この日は、県猟友会東牟婁支部串本町分会の和田幸久分会長と古座川町役場の細井孝哲さん、古座川町明神で皮を活用した革細工を販売する山本温子さんが講師を務め、それぞれの立場でシカやイノシシなどの「獣」について語った。
和田分会長はスギやヒノキの植林によって山に食べ物が少なくなり、人里に動物が下りてくるようになったと現状を説明。増え過ぎた獣を減らそうと取り組んでいるという。山の中でのけがや銃の取り扱いに注意を払っていること、高齢化や銃の規制が厳しくなり銃を持つ人が少なくなっていることを述べた。
細井さんは有害鳥獣対策やジビエなど、古座川町内での取り組みを紹介。猟師の「無駄な殺生をするな」という教えからジビエの販売など資源の利活用に力を入れていることを語った。
山本さんは元々趣味で牛皮の革細工をしていたが、細井さんらの声かけがきっかけで「人のために」と鹿皮を使い始めたという。生徒に作った革製品を見せ、特徴である柔らかさを伝えた。
生徒はその後、獣をテーマにさまざまなアイデアを話し合ったり、考えたりした。
同校では校外でのフィールドワークなど、探究活動の時間を確保するため、午後の授業時間を使った「半日探究」に取り組んでいる。この日は、県猟友会東牟婁支部串本町分会の和田幸久分会長と古座川町役場の細井孝哲さん、古座川町明神で皮を活用した革細工を販売する山本温子さんが講師を務め、それぞれの立場でシカやイノシシなどの「獣」について語った。
和田分会長はスギやヒノキの植林によって山に食べ物が少なくなり、人里に動物が下りてくるようになったと現状を説明。増え過ぎた獣を減らそうと取り組んでいるという。山の中でのけがや銃の取り扱いに注意を払っていること、高齢化や銃の規制が厳しくなり銃を持つ人が少なくなっていることを述べた。
細井さんは有害鳥獣対策やジビエなど、古座川町内での取り組みを紹介。猟師の「無駄な殺生をするな」という教えからジビエの販売など資源の利活用に力を入れていることを語った。
山本さんは元々趣味で牛皮の革細工をしていたが、細井さんらの声かけがきっかけで「人のために」と鹿皮を使い始めたという。生徒に作った革製品を見せ、特徴である柔らかさを伝えた。
生徒はその後、獣をテーマにさまざまなアイデアを話し合ったり、考えたりした。
