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2025年12月19日(金)

南部が接戦制す 高校野球和歌山大会

慶風―南部 南部は5回、向井の二塁打で一塁走者の大﨑が生還して逆転する(16日、和歌山市の紀三井寺球場で)
慶風―南部 南部は5回、向井の二塁打で一塁走者の大﨑が生還して逆転する(16日、和歌山市の紀三井寺球場で)
慶風・南部テーブル
慶風・南部テーブル
橋本・串本古座テーブル
橋本・串本古座テーブル
 第107回全国高校野球選手権和歌山大会は15、16日、和歌山市の紀三井寺球場で2回戦があった。紀南勢では、南部が接戦を制した。4年ぶりに単独で出場した串本古座は、橋本にコールド負けを喫した。

 【16日】
●第1試合
慶風
000 102 102 6
000 022 12× 7
南部

 〔慶〕元宗、玉置、吉村、元宗―窪井〔南〕塩路―中山(二)奥田、高倉(慶)、向井、大﨑(南)

 シーソーゲームを南部が制して3回戦へ進んだ。

 先制された南部は5回、先頭の塩路が安打で出塁。2人が三振に倒れた後、大﨑が四球を選んで2死一、二塁とし、向井が左翼線へ2点適時二塁打を放って逆転した。

 勝ち越しを許した6回には、寺谷、向井の適時打で再び逆転した。

 同点とされた7回は、2死二塁の場面で塩路が適時打を放って勝ち越し。8回には檜皮、中山に適時打が出て突き放した。

 試合後、南部の池田監督は「今日はエースの塩路に尽きる。本人と話したら『最後まで行きます』ということだったので任せた。しんどい場面も粘って完投してくれた。さすがは3年生だ」と話した。


 【15日】
●第3試合
橋本
005 041 1 11
001 001 0 2
串本古座
(7回コールド)

 〔橋〕土岐、中道―平岡〔串〕谷口、柳下、谷口―柳下、日下大、柳下(二)中道、椎野(橋)、柳下(串)

 大会前に新調したユニホームで臨んだ串本古座は5点を追う3回、1死三塁から日下大の内野ゴロの間に1点を返した。点差を広げられた6回には、1死から柳下が二塁打で出塁。敵失と内野ゴロで生還した。

 團栗監督は「ピンチをしのぎながら先制点を取る形が理想だったが、相手にビッグイニングを許してしまった」と振り返った。

 主将で捕手、投手、打っては4番と、チームでさまざまな役割を担った柳下は「コールド負けは悔しいが、全員でやれることはやれた」と話した。高校野球生活については「人数が少なく、しんどい時もあったが、先輩や保護者らのおかげで続けられた。感謝している」。目標だった「夏の一勝」を後輩に託した。
●第2試合
初芝橋本3―0向陽

●17日の試合
▽2回戦
午前9時

 箕島―県和歌山
11時半

 海南―那賀
午後2時

 和歌山高専―田辺


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