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2024年04月17日(水)

防災拠点エリアに新こども園 みなべ町、22年4月開園目指す

幼保連携型認定こども園の完成予想図
幼保連携型認定こども園の完成予想図
 和歌山県みなべ町では南海トラフ巨大地震の津波対策として、海岸線に近い南部幼稚園、南部保育所、愛之園保育園を統合した幼保連携型認定こども園を、現在整備中の東吉田・南道小山田地区の防災拠点エリア内に開園する。2022年4月の開園を目指し、新年度から建築がスタートする。

 海抜22メートルにあり、敷地面積は5千平方メートル、延べ床面積2350平方メートル、園庭2千平方メートル、鉄骨造り平屋。民間団体の整備、運営で国の資金や制度が活用できるといい、施設の建築、運営は社会福祉法人イエス団愛之園保育園がする。

 0歳児から5歳児まで部屋数は11で、定員は160人。入所していない子どもを一時的に預かる一時保育事業や児童発達支援事業をする予定で、そのための部屋も設ける。休日の園庭開放も予定している。

 災害発生時は一時避難場所、福祉避難所としての活用も計画している。