和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年03月29日(金)

移動自粛19日から全面解除 和歌山県、東京など5都道県もOKに

和歌山県庁
和歌山県庁
 和歌山県は18日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、控えるよう県民に求めていた5都道県(北海道、東京、千葉、埼玉、神奈川)への行楽や旅行、訪問者受け入れについて、政府の方針に基づいて19日から解除すると発表した。

 5都道県から帰省や転勤で県内に移った人に対し、2週間の自宅待機と県への登録を求めていたことについても解除する。これで、全国の都道府県をまたいだ移動は同日から全面的に解除となる。

 県は、県外への行楽や旅行、県外からの来客受け入れの自粛要請を1日に解除したが、5都道県については引き続き控えるよう求めていた。

 移動自粛の全面解除に伴い、現在は県内を対象にしている観光キャンペーンも今後は京阪神や東海など、近隣府県から段階的に広げていく。

 仁坂吉伸知事は「かなり自信を持って制限をなくした。あまり神経質にならずに(観光客らを)お迎えしたい。和歌山でも今後、感染者は出ると思うが、保健医療行政を頑張るので、用心をしながらも経済活動や生活をしてほしい」と述べた。5都道県への往来についても「感染しないような行動を心のどこかで考えながらやっていただきたい」と話した。

■自宅待機者もゼロに

 新型コロナウイルス感染症の治療を終えて3日に退院した3人が17日、健康観察による自宅待機期間を終了した。これにより、県内では入院患者だけでなく、その後の自宅待機者もゼロとなった。