和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月29日(木)

「朝いち語り部」11月再開 本宮の人気コース、予約制で

「朝いち語り部」で観光客に発心門王子を紹介する熊野本宮語り部の会のメンバー(中央)=2018年11月18日撮影
「朝いち語り部」で観光客に発心門王子を紹介する熊野本宮語り部の会のメンバー(中央)=2018年11月18日撮影
 コロナ禍で今春から中止していた熊野本宮語り部の会(和歌山県田辺市本宮町)の「朝いち語り部」が、11月1日から再開する。日曜と祝日に、熊野古道「発心門王子」から熊野本宮大社までの約7キロを、語り部が低料金で案内する人気企画。感染予防対策として、先着6人の予約制に変更する。

 朝いち語り部は「手軽に語り部を利用してもらうことでアピールにつながれば」と始めた取り組み。当初は盆と正月のみイベント的に開いていたが、人気が高まり、日曜と祝日の開催に定例化していた。

 メンバーの語り部が持ち回りで、歩きやすく「熊野古道中辺路のゴールデンコース」とも呼ばれる発心門王子から熊野本宮大社までの熊野古道を、1人千円の参加費(別途バス代と弁当が必要)で案内。通常このコースの案内を依頼した場合、語り部1人につき1万円がかかることから、少人数で利用する場合はかなり割安になる。

 昨年度は計548人が参加し、最も多いときには語り部1人で30人近い観光客を案内したこともあった。本年度は新型コロナウイルスの感染拡大や政府の緊急事態宣言を受け、「感染予防対策が難しい」として4月から中止していた。

 11月からの再開は、国のキャンペーンを受けて観光客の動きが活発化していることなどから判断。これまでは当日の午前9時に熊野本宮大社前のバス停に集合すればよかったが、感染予防対策として、事前の予約制に変更。人数も語り部の会が設けた感染予防のガイドラインに基づき最大6人とした。

 当日も参加者の体温を測って健康をチェックした上で案内する予定。ただし、繁忙期には語り部を増やして対応することも検討するという。

 語り部の会の担当者は「朝いち語り部は本宮を訪れた観光客へのおもてなしの一環でもある。予約不要だったこれまでに比べると手間はかかるが、一人でも多くの方に来ていただけるようにこれからも頑張りたい」と話している。

 申し込みは語り部の会事務局の熊野本宮観光協会(0735・42・0735)へ。