和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月26日(金)

歌や朗読に聞き入る みなべ町で大人のための夕べ

歌やピアノを披露する「大人のための歌と朗読の夕べ」のメンバー(和歌山県みなべ町芝で)
歌やピアノを披露する「大人のための歌と朗読の夕べ」のメンバー(和歌山県みなべ町芝で)
 和歌山県みなべ町芝の南部公民館は14日、同館で「大人のための歌と朗読の夕べ」を開いた。情感あふれる歌や朗読、楽器の演奏に来場者が聞き入った。

 公民館では小学生のジュニアバンド、高齢者向けの長寿大学といった活動があるが、加えて大人向けの催しをしようと企画。参加申し込みは30人までと人数制限し、検温やマスク着用の上で開いた。

 館長の桂俊哉さん(64)はじめ、町内の音楽愛好家など合わせて9人のメンバーが、映像や写真を背景に、アニメ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」、中島みゆきの「糸」などの歌、吉野弘の詩「I was born」やアリスン・マギーの絵本「ちいさなあなたへ」の朗読など九つのプログラムを披露した。アンコールに応えての演奏もあった。

 同町芝の会社員、楠本遼一さん(26)は「初めての開催で、地域のボランティアとしてこうして活動できたことはうれしい。今後も続けていけたら」、桂館長は「開催が延び、モチベーションを維持するのも難しい中、それぞれ仕事など忙しい合間をみて、練習を重ねてくれたメンバーに感謝したい。次回に向けてさらに良いものができるように努めたい」と話した。

 年3回開催できればと考えており、次回は来年3月27日の予定という。