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2024年05月06日(月)

元世界チャンピオンが指導 龍神小で一輪車教室

須郷真弥さん(右から4人目)の指導で2人一組になって一輪車に乗る児童=和歌山県田辺市龍神村湯ノ又で
須郷真弥さん(右から4人目)の指導で2人一組になって一輪車に乗る児童=和歌山県田辺市龍神村湯ノ又で
 和歌山県田辺市龍神村湯ノ又の龍神小学校でこのほど、一輪車教室があり、全校児童16人が一輪車競技の元世界チャンピオン、須郷真弥さん(32)=千葉市=から指導を受けた。

 須郷さんは、2018年に初めて同校を訪問して以来、この日で4回目となる。児童は当初、我流で一輪車に乗っていたが、プロの演技を見たり指導を受けたりして技術を高めてきた。

 この日の教室では、一輪車にまだ慣れていない1、2年生はサドルの位置の調節法や乗る前の点検の仕方などの説明を聞いたり、乗り方の基礎や練習方法を教わったりした。

 高学年の児童は、難度の高い技を中心にうまく乗るこつについて助言を受けた。また、これまでに教わった手をつないで団体でする演技を須郷さんの前で披露して成果を見せた。

 須郷さんは「一輪車に乗る時に背中を伸ばすことや下を見ないことなど、これまで指導したことを続けてくれていてうれしい」と喜んだ。

 同校によると、毎年の運動会で3年生以上の児童が一輪車に乗って演技を披露している。

 古久保功校長は「6年生の5人が来春卒業すると、一輪車に乗れるのは2~5年生の7人となる。現在の1年生4人が興味を持って上達して、運動会のプログラムに参加できればいい」と話している。