和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月26日(金)

橋杭海水浴場に防砂ネット設置 串本町

防砂ネットの設置作業に取り組む観光協会の会員ら(和歌山県串本町くじの川で)
防砂ネットの設置作業に取り組む観光協会の会員ら(和歌山県串本町くじの川で)
 南紀串本観光協会(島野利之会長)はこのほど、和歌山県串本町くじの川の橋杭海水浴場に防砂ネットを設置した。冬の季節風で砂が飛散しないよう毎年張っている。

 作業には協会の会員や町職員ら12人が参加。延長110メートルの砂浜にハンマーで木製のくいを打ち込んだ後、高さ1メートル、長さ12メートルのネットを3メートル間隔で約20枚取り付けた。来年3月下旬まで設置しておく。

 今年の海水浴シーズン(7月18日~8月31日)の利用者数は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため開設期間を短縮したことによる影響などで、昨年より176人少ない8263人だった。

 協会の宇井晋介事務局長(64)は「新型コロナの影響で利用客は少し減ったが、海水浴場の開設期間終了後も修学旅行を含めカヌーやカヤックの利用は好調」と話した。