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クラシックカーが紀南へ 走行イベントで梅干し贈呈

ツツジが彩る道を走るクラシックカー(和歌山県みなべ町山内で)
ツツジが彩る道を走るクラシックカー(和歌山県みなべ町山内で)
小谷芳正町長(左)から梅干しなどを受け取る参加者
小谷芳正町長(左)から梅干しなどを受け取る参加者
 クラシックカーが愛知県から京都府まで走るイベント「ラ フェスタ プリマヴェラ2021」(FORZA BSフジ主催、県など後援)が16~19日あった。17日夕方、参加車が和歌山県みなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべに着き、小谷芳正町長が梅干しを贈るなどし、歓迎した。

 今回が2年ぶり12回目の開催。PCR検査や検温をするなど新型コロナウイルス感染症対策をしながら実施した。「1928年式 ブガッティT40」をはじめ、フィアットやアストンマーチン、ジャガー、トライアンフなどの往年の名車44台が参加。

 途中、スタンプポイントを通りながら走る形で行われ、17日は三重県志摩市を出発し、和歌山県に入って新宮市や白浜町を通過して、みなべ町まで約300キロを走ってきた。雨の中、車はエンジン音を響かせて走り、ホテルに到着。ホテルスタッフらに拍手で迎えられた。

 小谷町長は世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」をPRする法被を着て、参加者に個包装の梅干しや南高梅を使ったゼリー飲料、町の観光パンフレットを手渡した。

 屋根のない車で走行し、ヘルメットに雨具姿の参加者は「雨にぬれながら走るのも、普通ではできない経験なので楽しい。思い出になる。温泉に入って温まりたい」と笑顔で語った。

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