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光り輝く新しい一年に 本宮大社で「寅」の大絵馬制作

来年の干支「寅」の大絵馬を描き上げる九鬼家隆宮司(8日、和歌山県田辺市本宮町で)
来年の干支「寅」の大絵馬を描き上げる九鬼家隆宮司(8日、和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の九鬼家隆宮司(65)は8日、来年の干支(えと)である「寅(とら)」の大絵馬を描き上げた。12月に神門の大しめ縄とともに掛け替えるという。

 大絵馬の大きさは縦117センチ、横232センチ。太陽を背にした白いトラが前を見据える構図で、全体を包み込むように虹を描き、「光」「一筋の道」と文字も書き添えた。九鬼宮司は「真っ白な状態でもう一度自分を見つめ直し、これから進む道をしっかり定めてもらいたいという気持ちで白い虎を描いた。さらに、光り輝く新しい一年になってほしいという思いを込めて、虹を描き入れた」と話した。

 大絵馬は8月半ばから制作を始めた。九鬼宮司はこのほか、金のトラを描いた南紀白浜空港に掲げる絵馬(縦144センチ、横225センチ)、それよりも一回り小さなJRの各駅(紀伊田辺、白浜、新宮、周参見)や白浜町の南方熊楠記念館に飾る絵馬も制作した。

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