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「青み強く品質良い」 みなべ町の平山さんがしめ縄作り

しめ縄を作る平山幸男さん(和歌山県みなべ町清川で)
しめ縄を作る平山幸男さん(和歌山県みなべ町清川で)
 和歌山県みなべ町清川の農業、平山幸男さん(61)は今年も正月のしめ縄作りに励んでいる。「今年はわらの青みが強く、品質は良い」という。町内の農産物直売所などで販売している。

 7年前に父に教わって作るようになった。今年も、9月に田んぼで刈り取った稲わらをしっかり乾かし、10月から作り始めた。稲わらは、乾かすことで青みを残すのがこつで、今年はいい色になっているという。

 今月中旬になって、編んだわらにダイダイやウラジロ、ユズリハの飾り付けを始めた。いずれも地元や近隣地域で購入したもので、これもいい品質だという。

 作業は娘婿の悠さん(24)にも手伝ってもらい、自宅の倉庫でしている。乾燥するとウラジロが縮んでしまうため、雪が降る寒い日でも暖房器具を使わず辛抱が要るという。

 大、中、小の3種あり、計700個作る予定。大は地元の人に買ってもらい、中と小は町内や印南町の農作物直売所に持ち込んでいる。平山さんは「今年もいい品質に仕上がった。幸せを願って新しい年を迎えてもらえればと思う」と話している。

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