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データ活用コンテストで最高賞 熊野高校、AED設置場所を地図表示

金賞を受賞したKumanoサポーターズリーダー部のメンバー
金賞を受賞したKumanoサポーターズリーダー部のメンバー
 データを活用して地域課題を解決するための作品コンテスト「アーバンデータチャレンジ2021」で、自動体外式除細動器(AED)の設置場所などの情報をインターネット上で公開している熊野高校(和歌山県上富田町朝来)の「Kumanoサポーターズリーダー部」の取り組みが、一般部門で最高賞の金賞を受賞した。


 コンテストは東京大学空間情報科学研究センターなどが主催。一般部門とビジネスプロフェッショナル部門があり、今回の一般部門には123作品の応募があった。

 オンラインによる最終審査が12日にあり、一般部門には15作品が参加した。各組が5分以内で発表し、金、銀、銅賞、特別賞などを決めた。

 Kumanoサポーターズリーダー部は、上富田町内のAED設置場所の一覧やマップ作りに取り組んだこと、使用時に胸部を隠すための「AEDシート」を開発したこと、さらに、設置場所の情報を誰でも無償で二次利用できる「オープンデータ」として公開していることなどを説明した。

 津志百夏さん(2年)は「金賞に入って驚いた。マップの範囲を田辺市や白浜町に広げて、できるだけ多くの人に知ってもらいたい」。宮本望美さん(同)は「AEDシートの制作班は2年生7人で活動しているが人数不足。今年春に入る高校生にもこの活動を知ってもらって部員を増やしたい」と話した。

 賞金50万円は、AEDシートの制作費に充てるという。

 AED設置場所の一覧やマップは、紀伊民報ニュースサイト「アガラ」内、Kumanoサポーターズリーダー部の特設ページで公開している。

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