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3候補が紀南で舌戦 和歌山県知事選、投開票まで1週間切る

和歌山県知事選立候補者
和歌山県知事選立候補者
 和歌山県知事選は27日の投開票まで1週間を切った。無所属で政治団体「新党くにもり」元代表の本間奈々氏(53)、共産公認で党県常任委員の松坂美知子氏(66)、無所属で前衆院議員の岸本周平氏(66)=自民、立憲、国民推薦=の新顔3人が激しい舌戦を繰り広げている。紀南での戦いを追った。

■県民もっと怒って 本間氏

 本間氏は、田辺市を拠点に県内各地で精力的に街頭演説し、交流サイト(SNS)で発信している。政党の支援がないことから、ポスター張りなどの選挙活動は全国から集まったボランティアが協力している。

 田辺市や白浜町で12日に行った街頭演説では、今回の知事選について「与野党相乗り、談合選挙。こんなものを選挙と言えるのか。選挙にならない選挙をやっている」と批判。投票率が低いのは「候補者を調整して選挙にならないようにしているから。県民は『こんなの行っても変わらないだろう』となってしまう」として、「県民はもっともっと怒っていい」と訴えた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致に反対。和歌山には豊かな自然と神話につながる歴史、文化があると述べ「若者よ。都会へ行くな。古里和歌山を共につくりましょう」と呼びかけた。

■県政変える絶好機 松坂氏

 松坂氏は16~19日で印南町以南の各地を回った。17日の田辺市上の山2丁目のスーパー前での演説では「暮らしや命を大事にする県政へ切り替える絶好のチャンス」と強調し、支持を求めた。

 政策面では、物価高騰の影響を受ける家計を守るために消費税の減税を主張。高校卒業までの医療費無料化を県の責任で実現するとしたほか、農林水産業の振興で関連産業の発展や雇用創出につなげたいとの考えも繰り返し訴えている。

 IR誘致については、反対運動に取り組んでいることに触れつつ「県議会で否決されたが、県の業務にはカジノに関することが残っている。この『火種』を消し、誘致とはきっぱり手を切る。福祉の増進という自治体本来の仕事に専念する」と強調した。

 18日に西牟婁郡、19日には新宮・東牟婁を選挙カーで巡った。

■主役は市町村 岸本氏

 いち早く紀南に入ったのは岸本氏。告示翌日の11日から3日間かけて、田辺・西牟婁、新宮・東牟婁の市町村を一巡した。17日には田辺市で個人演説会も開いた。

 11日に上富田町朝来の役場前で街頭演説した岸本氏は「どぶ板選挙がスタイル。県政でも一人一人と膝をつき合わせて、意見を伺いたい」と強調。「30市町村が合体したものが和歌山県。主役は市町村で、その発展を応援するのが県の役割。応援団長をさせてもらいたい」と呼びかけた。

 政策では「これまでの県政に何を足すか。素晴らしい資源がある農林水産業にエールを送りたい」と第1次産業に着目。また「観光の新しい渦が起きている。南紀白浜空港の利用が増え、串本にはロケット発射場ができる。上富田にはスポーツセンターがある。これらを生かすアイデアを出してもらいたい」と述べた。

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