和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

観測史上最高を記録 紀南、1月の平均気温

 1月の和歌山県紀南地方の平均気温が観測史上最高を記録した。偏西風の蛇行などが影響して北から寒気が入らなかったことが要因で、すべてのアメダス観測点で更新した。和歌山地方気象台は「2月は寒い日もあるが平均すると暖かくなるだろう」と予測している。

 潮岬(串本町)の平均気温は10・2度と、1989年の10・0度を超えた。このほか、新宮9・9度(過去最高9・4度)、栗栖川(田辺市)は6・4度(6・3度)、龍神(田辺市)4・9度(4・0度)、西川(古座川町)6・2度(6・1度)となった。観測が2007年から始まった南紀白浜(白浜町)は9・2度(8・3度)だった。

 1月30日に大阪管区気象台が発表した1カ月予報では、近畿太平洋側では平年に比べて晴れの日が少ないと予想。向こう1カ月の平均気温は、高くなる確率が70%となっている。日照時間が平年並み、または少なくなる確率はそれぞれ40%とみている。
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