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ジャバラ丸ごとゼリーに 田辺市本宮町の食品会社

ジャバラを丸ごと使って作ったというスティックゼリー(田辺市本宮町で)
ジャバラを丸ごと使って作ったというスティックゼリー(田辺市本宮町で)
 食品の製造販売をしている和歌山県田辺市本宮町の「熊野鼓動」(横瀬恒人社長)が、北山村原産のかんきつ「ジャバラ」の果実を丸ごと使ったというスティックゼリーを開発し、販売を始めた。

 同社によると、5年ほど前、提携している県内の農家から「ジャバラのおいしさや魅力を広く知ってほしい」という声があり、栄養豊富にもかかわらず捨てられることが多い果皮も含め、果実を丸ごと使った製品を作ろうと開発に着手。ほぼ農薬を使わずに栽培したという完熟のジャバラを独自製法によってペーストにし、砂糖や寒天などを加えてゼリーにした。1本当たり、花粉症の抑制に効果があるとされる成分「ナリルチン」を45ミリグラム含んでおり、ジャバラ3個分の果汁に相当する量という。

 新商品「ReSELF 果実まるごとスティックゼリー 柑橘(かんきつ)じゃばら」は15グラムのゼリー7本入りで、価格は1260円(税抜き)。

 担当の亀岡佳奈さん(49)は「苦みを抑えておいしく食べてもらえるようにと作った。ちょっと体調を整えたいとか、リフレッシュしたいという際の手軽なサプリメントとして食べていただければうれしい」と話している。

 問い合わせは同社(0735・42・8310)へ。
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