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太地の臨時交番高台へ 県警 捕鯨妨害を警戒

臨時交番を高台に移転・新築した「太地町特別警戒本部現地警戒所」の内覧会(21日、太地町太地で)
臨時交番を高台に移転・新築した「太地町特別警戒本部現地警戒所」の内覧会(21日、太地町太地で)
 和歌山県警は小型鯨類の追い込み網漁の漁期に合わせ、漁が行われる太地町の畠尻湾の前に設けていた臨時交番を、町内の高台に移転・新築した。名称を「県警太地町特別警戒本部現地警戒所」に変更。2月末から本格的な運用を始める予定。

 県警公安課によると、追い込み網漁の漁期は9月1日から、イルカ類が翌年2月末まで、ゴンドウ類が4月末までで、反捕鯨活動家の妨害活動が活発化する中、県警は2011年12月から漁期に臨時交番を開設している。

 毎年警戒を続けてきたが、施設が老朽化していたことや現在の場所が津波被害を受ける恐れがあること、畠尻湾と町が仕切り網などを設ける工事を進めている森浦湾の両方にすぐに対応しやすいことから、同町太地の高台(標高約12メートル)にある町多目的センターの敷地内に移転することになった。

 新しい施設は木造平屋で、床面積は約80平方メートル。事務室や男女別の仮眠室、トイレなどを備えている。漁期に合わせて警察官が24時間体制で常駐して対応するが、それ以外の時期は常駐せず、情勢に応じてこの場所を拠点として活動するという。

 内覧会が21日に現地であり、県警太地町特別警戒本部の副本部長を務めている谷本克也公安課長が「今後も太地町の住民が安心して仕事や生活ができるよう、万全を期したい」とあいさつした。
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