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夏休みを9日間に短縮 授業日数確保で県立校

和歌山県庁
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 仁坂吉伸知事は4月30日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6日までの予定だった和歌山県立校の臨時休校を31日まで延長すると発表した。県内感染者発生状況を考慮し「とても再開できる情勢にない」と判断したという。夏休みは、授業日数確保のため9日間に短縮する。市町村には同様の措置を要請した。


 県は文部科学省の要請を受け、3月2日から春休み前まで県立校を休校。新年度も春休みが明けた4月7日から措置を継続し、そのまま2度延長している。新宮・東牟婁の4校は、感染リスクが大きくないとして13日から再開していたが、22日から再度休校している。

 今回、休校を延長した理由として仁坂知事は、県が活動自粛を強く要請していること、県内で陽性患者の発生が継続していることを挙げ「(休校措置を)始めた時より、今の方が状況は悪い」と話した。

 ただ、6月から再開したとしても、このままでは授業日数が不足するため、夏休みの大幅短縮を決めた。県立校の夏休みは原則7月21日~8月31日の42日間で、これを8月8~16日の9日間にする。

 しかし、夏休みを短縮しても、休校が7月20日(新宮・東牟婁は7月27日)以降まで延長すれば、年間の授業日数が足りなくなるとし、仁坂知事は「(進級や卒業に)危機感がある。現行の制度を考えると、どうしようもなくなる」と話した。

 一方、国などで議論されている「9月入学制」については「大学や国の年度などを含めて、全部制度を変えないといけなくなる。国全体で議論すればいいが、9月に(新型コロナウイルスの)リスクがゼロになるだろうか。9月から始めれば解決できるという甘い話ではない」との考えを示した。

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