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アクリル板役立てて カナセが県や田辺市に寄贈

新谷幹雄局長(左)にアクリル板の目録を手渡す金谷清道社長=12日、和歌山県田辺市朝日ケ丘で
新谷幹雄局長(左)にアクリル板の目録を手渡す金谷清道社長=12日、和歌山県田辺市朝日ケ丘で
 新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止に役立ててもらおうと、ボタンやアクリル板の製造を手掛ける「カナセ」(和歌山県田辺市稲成町)は、県や田辺市、上富田町に透明のアクリル板(原板)を贈った。

 新型コロナの感染拡大に伴い、店舗や役所などの窓口に透明の間仕切りを設ける動きが定着している。カナセでもアクリル板の受注が急増しているという。

 県には、厚さ3~6ミリのアクリル板(92センチ×185センチ)計約230枚を寄贈した。

 12日に県西牟婁振興局(同市朝日ケ丘)で寄贈式があり、金谷清道社長(63)が新谷幹雄局長に目録を手渡した。金谷社長は「対面接客をする事業所では何らかの策を講じなければならず、困っている所も多いと思う。飛沫感染防止に役立ててほしい」と話した。

 県によると、事前に県内の介護施設や障害者施設などに受け取りを希望するかどうか確認したところ、80事業所から申し出があった。11日から、各振興局を通じて順次配布している。

 一方、田辺市は寄贈を受けた38枚のアクリル板を利用して透明の間仕切りを作製。これまで簡易型のビニールシートを配置していた本庁舎2階の窓口から設置を進めている。

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