和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年05月15日(土)

氷河期世代向け企業説明会 16日、田辺市で県内初開催

 バブル崩壊後の就職難で安定した職に就けなかった「就職氷河期世代」(35歳以上、55歳未満)に向けた合同企業説明会が16日午後1時半~4時、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館小ホールである。県内では初開催。オンラインでも参加できる(事前予約制)。無料。

 就職氷河期世代の就労を支援するため、和歌山労働局や県、経済団体など関係機関がつくった支援組織による取り組み。同世代を歓迎する求人を出している企業と求職者のマッチングを図る。

 支援組織は、県内の30代半ばから40代後半で正規雇用を希望していながら不本意に非正規など不安定な就労状態の人が約3千人、長期にわたり無業で求職活動もしていない人が約2600人いると推計している。

 合同企業説明会には小売業や宿泊業など10社が参加する。コロナ禍で求人を控える企業もあるが、人手不足の業界も多いという。

 製材業「山長商店」(田辺市新庄町)は「経験者は歓迎だが、未経験者でも働きながら技術を身に付けた人は社内に多い。パソコンでの仕事が好きで興味があれば挑戦してほしい」、宿泊業「わたらせ温泉」(田辺市本宮町渡瀬)は「接客が好きなら経験は問わない。繁忙期は人手が足りない。コロナ禍で厳しい状況だがその先を見据えて人材を確保したい」と期待する。

 説明会を運営するNPOキャリア・ファシリテーター協会は「未経験者も歓迎している企業ばかり。どんな仕事が自分に合うのか担当者とじっくり話して考えてもらいたい」と呼び掛けている。

 オンライン面談は前日までの予約が必要。申し込みはインターネットサイト「こくちーず」かファクス(073・425・3600)で受け付けている。

 問い合わせはNPOキャリア・ファシリテーター協会(073・425・3720)へ。