和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月30日(火)

入院者が過去最多150人に 和歌山県、14人の新規感染確認

 和歌山県は5日、新たに14人が新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表した。発表者数は1週間連続の2桁。入院者は150人となり、過去最多だった1月22日の149人を超えた。

 新たに感染が確認されたのは和歌山市10人、橋本保健所管内2人、海南保健所管内1人、大阪市在住で和歌山市に帰省していた1人。

 このうち、和歌山市在住の50代男性が勤務する機械製造業「メイワ」(紀の川市)を、県は32件目のクラスター(感染者集団)に認定した。男性を含め、この日までに従業員5人の感染が分かったため。職場内感染とみられるという。

 入院者は3月13日に6人だったが、急増した。県福祉保健部の野尻孝子技監は、県北部に感染者が増えているといい「非常な危機感を持っている」と話した。

 また、変異株感染者の1人が新たに英国型と判明。これまでと合わせ、型が判明した23人全員が英国型となっている。