和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月27日(土)

田辺の医院でクラスター 和歌山県、新型コロナ

 和歌山県は17日、県内で新たに35人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。田辺市上屋敷3丁目の外科内科「辻医院」と、和歌山市立高積中学校女子バレーボール部をクラスター(感染者集団)に認定。県内のクラスターは40件となった。

 新規感染者の保健所管内別は和歌山市18人、田辺5人、湯浅3人、海南と岩出が2人ずつ、御坊と橋本が1人ずつ、県外が3人。

 辻医院では、いずれも田辺保健所管内在住の50代看護師女性と50代介護職員女性、入院患者の80代女性の感染が新たに判明。これまでの発表と合わせると感染者は職員3人と入院患者2人となり、計5人のクラスターとなった。ほかの職員と入院患者は陰性を確認した。辻医院は外来診療と新規入院、退院を停止している。

 同管内ではこのほか、30代会社員男性と60代パート職員女性の感染も分かった。

 高積中学女子バレーボール部では新たに4人の感染が分かり、計7人のクラスターとなった。同校の生徒と教職員約150人を検査する。

 入院者は292人、重症者は39人でいずれも過去最多を更新。病床は370床まで増やしたが、使用率は過去最高の78・9%となった。

 感染者の累計は1734人で、このうち新たに16人が、変異株によるものと判明。変異株感染者は242人になった。