和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年06月16日(水)

和歌山県内で無人駅7割に 周参見は切符販売終了

5月末で切符の販売を終了するJR周参見駅(和歌山県すさみ町周参見で)
5月末で切符の販売を終了するJR周参見駅(和歌山県すさみ町周参見で)
 駅員不在の「無人駅」が和歌山県内で増え、全体の7割に達している。紀南でも今年3月にみなべ町のJR南部駅が無人化された。無人駅だが簡易委託で切符販売をしていたすさみ町の周参見駅は、5月末で販売を終了する。

 JR西日本和歌山支社によると、県内86駅のうち、無人駅は62駅ある。2011年4月時点では53駅だった。

 背景には少子高齢化による人口減少がある。JR西日本では利用者の減少はもちろん、将来的に労働力の確保も困難になると見込み、県外でも無人化を進めている。

 和歌山支社は「限れた財源、人的資源で、安全に安定的な輸送を確保しながら、現在の鉄道ネットワークを維持するため、駅員の配置を見直さざるを得ない」と話す。

 サービスを維持するため、JR西日本は交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」の利用可能エリアを県全域に拡大。紀伊田辺駅―新宮駅間に車載型IC改札機付きの新型車両を導入している。

 すさみ町は、広報紙で周参見駅の切符販売終了を知らせるとともに、イコカの利用などを案内している。駅でもチラシを配布している。

【ICOCA(イコカ)】

 切符の機能を追加したICカードで、チャージすると現金なしで列車に乗れる。加盟店では電子マネーとして使える。