和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年08月06日(金)

不要の子ども服集め難民へ ユニクロと共同で大塔中

店長や社員から話を聞く生徒(和歌山県田辺市鮎川で)
店長や社員から話を聞く生徒(和歌山県田辺市鮎川で)
 和歌山県田辺市の大塔中学校(生徒60人)は、衣料品店「ユニクロ」と共同で、家庭で不要になった子ども服を世界各地の難民に届ける「〝届けよう、服のチカラ〟プロジェクト」に取り組んでいる。

 このプロジェクトでは、全国の小中高生が主体となって着なくなった服を集めている。難民問題や環境問題に関心を持ってもらう狙いがある。昨年度は47都道府県の315校、約3万人が参加し、約32万着が集まった。

 活動を知った大塔中の生徒会が参加を申し込んだ。18日にユニクロ田辺店(田辺市上の山1丁目)の出張授業があり、全校生徒が活動の意義について学んだ。

 講師を務めた森本雄大店長(38)と大野将貴さん(24)は、SDGs(持続可能な開発目標)と関連させ、一つの商品に「つくる責任つかう責任」があること、服を着る理由、難民の生活には衣食住が欠かせないことなどを伝えた。

 同校で集めるのは子ども服で、赤ちゃんから160センチサイズまでの服。11月ごろまで集め、ユニクロを通じ、選別した上で難民の子どもたちに送る。

 森本店長は「新型コロナウイルスの影響で枚数をたくさん集めるのは難しい。服をただ集めるだけでなく、喜ぶ相手を想像して、楽しく活動してほしい」と話した。

 3年生の山﨑芽依さん(14)は「難民に服を届ける大切さ、服についての考えが変わった。世界中が協力し、難民の人が笑顔になればうれしい」と意気込んでいる。