和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月18日(月)

電動補助自転車で名所巡り みなべ町のホテルがガイド付き企画

千里の浜などの名所巡りで使う電動アシスト付き自転車(和歌山県みなべ町山内で)
千里の浜などの名所巡りで使う電動アシスト付き自転車(和歌山県みなべ町山内で)
 和歌山県みなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべは、電動アシスト付き自転車を使って名所を巡る宿泊プランをスタートさせた。地元の観光ガイドの案内で巡る企画で、同ホテルが宿泊プランに体験メニューを組み入れるのは初めて。地元の観光・商工業者らは観光客が増えることに期待している。


 同ホテルは今夏、御坊・日高の市町や観光協会、商工会などでつくる「日高広域観光振興協議会」と観光振興や特産品の販売促進に関する包括連携協定を締結。ホテルの宿泊客や、系列ホテルなどグループ会社の社員に観光情報を提供するほか、ホテル内の売店に梅干しやみそなどを販売する「日高ブランド」コーナーを設け、インターネットサイトでも取り扱うとともに、ロビーでは動画で観光PRをしている。

 今回、新たな取り組みとして、名所を巡るツアー企画を宿泊プランに加え、9日にスタートさせた。タイトルは「みなべ観光ガイドと巡る 渚(なぎさ)の熊野古道 千里の浜」。熊野古道紀伊路で唯一、砂浜を歩く千里の浜をはじめ、藤原定家の日記「熊野御幸記」などに登場する千里王子や千里観音、磯の生物が観察でき、地質の見どころがある小目津の海岸などを電動アシスト付き自転車で2時間半ほどかけて巡る。

 案内するのはみなべ観光ガイドの会(坂本恭子会長、14人)のメンバー。坂本会長は「海岸の景観が素晴らしく、歴史も堪能できる。私たちにとっても電動自転車での案内は初めてだが、起伏があっても楽に巡ることができ、爽快だと思う」と力を込める。

 この取り組みに観光関係者は期待する。みなべ観光協会の岩本恵子会長は「みなべは梅が有名だが、海岸の景観や歴史の名所など、他にも素晴らしい所はたくさんある。多くの人に知ってもらうきっかけになればと思う」と話す。

 名所を巡る宿泊プランの料金は、1人1万4千円(1泊夕朝食付き、4人1室)から。ホテルは今回の宿泊プランに向け、電動アシスト付き自転車を5台そろえ、今回の宿泊プランとは別に、宿泊客に貸し出しもしている。料金は4時間で千円(税込み)。詳細はホームページで確認できる。

 同ホテル営業支配人の西根聡さんは「新型コロナの感染は減りつつある。秋の行楽期には、ぜひみなべに来て、新しい発見をしてもらいたい」とアピール。今後も新型コロナの感染状況を見ながら、連携してマルシェや体験イベントの開催など、さまざまな取り組みを企画したいという。

 問い合わせはホテル&リゾーツ和歌山みなべ(0739・72・5500)へ。