和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年07月19日(金)

アワビ・トコブシ漁解禁 和歌山県串本の宝島海岸

解禁日にトコブシ約5キロを採取した鈴木幸作さん(和歌山県串本町田原で)
解禁日にトコブシ約5キロを採取した鈴木幸作さん(和歌山県串本町田原で)
 和歌山県串本町の田原と津荷にまたがる宝島海岸で1日、アワビとトコブシ(ナガレコ)の漁が解禁され、ウエットスーツに身を包んだ和歌山東漁協の下田原支所と津荷支所の組合員が素潜りで貝を採っている。

 組合員は徒歩や船で磯に向かい、繰り返し潜りながら、専用の道具を使って岩に張り付いた貝を採り、浮輪につけた網に入れている。資源を守るため、漁ができるのは午前11時~午後2時で、アワビは10センチ以下、トコブシは4・5センチ以下は採ってはならないというルールがある。漁期は8月末まで。

 この漁を約35年続けているという同町津荷の鈴木幸作さん(73)は解禁日、水深2メートル前後の場所で2時間半ほど漁をして、トコブシ約5キロを採取。「全体的に数は少ないが、大きさは昨年よりはましなように感じる。海藻が生えてこないと貝も増えないので、黒潮大蛇行が終わって元の海に戻ってくれることを期待したい」と話していた。