和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年07月11日(土)

ドローン空中散歩 熊野の滝編(2)/宝竜滝(新宮市熊野川町滝本)/「昇り竜」の視点で

滝つぼに勢いよく水が落ちる宝竜滝一ノ滝
滝つぼに勢いよく水が落ちる宝竜滝一ノ滝
ドローンにより、宝竜滝の全容を眼下に見ることができた
ドローンにより、宝竜滝の全容を眼下に見ることができた
宝竜滝の地図
宝竜滝の地図
 その昔、里人がこの滝から竜が天に昇るのを見たという。そんな伝承にロマンを感じて熊野の山中に分け入った。

 田辺市秋津町の本社から新宮市熊野川町上長井にある宿泊施設「小口自然の家」まで車で約1時間半。そこから、軽自動車でもすれ違うのが怖いような県道を、対向車が来ないことを祈りながら約40分。ようやく熊野川町滝本の集落にたどり着いた。

 集落から、案内看板を頼りに滝へと続く道へ入り、車を降りて10分ほど歩くと、ごう音とともに滝が見えた。

 落差約51メートルの「一ノ滝」と約54メートルの「二ノ滝」からなり、落差は合わせて100メートルを超える。県内屈指の名瀑だ。

 渓流に架かる木橋の近くからドローンを飛ばし、しぶきが飛び散る滝つぼに近づきながら舞い上がらせた。

 流れ落ちる水に沿うようにして上昇。撮影できた映像は、かつてこの滝から天に昇ったという竜の目から見た滝のように思えた。