和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月19日(日)

先駆者追悼し発展祈る みなべの梅干協同組合

豊田泰猛住職(右)が読経する中、焼香する参列者=和歌山県みなべ町東本庄で
豊田泰猛住職(右)が読経する中、焼香する参列者=和歌山県みなべ町東本庄で
 和歌山県みなべ町の梅加工業者でつくる「紀州みなべ梅干協同組合」(殿畑雅敏代表理事、41業者)は21日、同町東本庄の来迎寺(豊田泰猛住職)で梅供養を営んだ。梅の先駆者を追悼するとともに、梅産業の発展を祈った。

 毎年、場所を替えて営んでいる。今年は組合員20人が参列し、仏前に梅干しなどの加工品を供え、豊田住職が読経する中、順番に焼香し手を合わせて祈った。

 豊田住職は「一生懸命に梅を作り、加工して販売してきた先人たちのおかげで今がある。先人たちは大変な時代に先を見据え、努力を続けてきた。私たちも引き継ぎ、みんなが一つになってやれば、素晴らしい地域になる」、殿畑代表理事は「この梅供養は20年ほど続いている。これからも先輩方の苦労に思いを寄せ、みんなで力を合わせ、次世代に引き継いでいけるようにしたい」と語った。