和歌山県高校総合文化祭の写真部門で、神島高校（田辺市文里２丁目）３年の泰地彩央さんが１位に相当する特選第一席に選ばれた。

　１７校から２０８点の出品があり、１１月に和歌山市で展示した。特選第一席から奨励賞二までの受賞者は、来年７月２９日～８月２日に鹿児島県である全国総合文化祭に出場できる。泰地さんは来春卒業するため、他の写真部員が出場する。

　泰地さんの受賞作「坊主日和」は、９枚のモノクロ組み写真。祖母宅の庭で丸坊主になったり、プールで遊んだりするいとこを撮影した。迫力のある構図になるよう試行錯誤しながら撮影したという。

　泰地さんは「自分の撮った写真が賞に入ってうれしい。いったん部活は引退し、これからは地域の人を撮るようなロケはしないと思うけれど、小道具を使った創造的な写真を撮ってみたい」と笑顔を見せた。

　このほか、紀南の入賞者は次の皆さん。

　奨励賞四＝森本羽音（神島３年）▽奨励賞五＝植野さくら（同３年）▽奨励賞六＝宇井絢音（同２年）▽佳作＝高松美怜（田辺２年）、越本悠里（神島３年）、下浦茉侑（同２年）