和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

空き家活用し移住者受け入れ 田辺市で研修会

講師の小林清副理事長(右から2人目)と意見交換をする参加者=和歌山県田辺市東陽で
講師の小林清副理事長(右から2人目)と意見交換をする参加者=和歌山県田辺市東陽で
 和歌山県はこのほど、移住者の受け入れ態勢強化を目指した研修会を、田辺市東陽の市文化交流センター「たなべる」で開いた。田辺市や白浜町、古座川町などの自治体職員、住民団体から約20人が参加し、空き家の活用など先進的な事例について学んだ。

 研修会では、城下町のまち並みを生かしたにぎわいづくりや移住定住支援に取り組んでいるNPO「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」(鳥取市)の小林清副理事長が講演した。

 空き家の活用では、貸し出す前の片付けや、所有者からいったん借りて移住者に貸し出す「サブリース」に取り組んでいることなどを紹介。協議会では現在、31カ所の空き家を活用し、25カ所をサブリースしており、小林副理事長は「町が元気で居続けるために、空き家活用は重要だ」などと強調した。

 また、参加者との意見交換会では、仏壇や荷物を置いたままの状態で移住者に貸し出しているケースが多くあることについて質問があり、小林副理事長は「仏壇があってもいいという人に入ってもらっており、お盆や彼岸にお参りに来ることも了解の上で、トラブルはない。ハードルではあるかもしれないが、十分乗り越えられる。荷物は田舎の家なのでたくさん部屋があり一室に固めておけばいい」などと話した。

 研修会ではこのほか、全国40の都府県が移住相談窓口を置いているNPO「ふるさと回帰支援センター」(東京都)の嵩和雄副事務局長も講演。移住者の傾向や各地の先進事例などを紹介した。