和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月19日(日)

4年ぶりに河内祭の夕べ 串本町古座で花火や夜店

河内祭を告知するポスター
河内祭を告知するポスター
 7月下旬の河内祭に合わせ「熊野水軍古座河内祭の夕べ」が、7月23日午後5時半から開かれる。新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたため、4年ぶりの開催となる。和歌山県串本町古座の古座漁港広場を中心に花火や夜店などがある。

 実行委員会(上野一夫会長)の主催。河内祭を盛り上げようと例年、本祭の夕方からイベントを開いている。このほどあった実行委の総会で開催を決めた。

 今年は串本古座高校(串本町串本)吹奏楽部による演奏や地元の子どもで結成したダンスチームによるストリートダンス、民謡踊り、夜店を予定している。

 午後8時からは花火も打ち上げる。華やかな御舟(みふね)や花火の間に道中笛が聞こえることから、待ち望んでいる人も多いという。

 4年ぶりの開催が決まり、実行委ではポスターやパンフレットのデザインを新しくした。3年前、ポスターなどに利用しようと地元住民に依頼していたイラストを活用。華やかな御舟と見物客が描かれている。

 上野会長(75)は「子どもの頃から祭りに関わってきたので、コロナ禍の間は何かが抜けて暮らしているような感じだった。祭りを盛り上げるためにみんなで協力して頑張っていきたい」と話している。

 河内祭は22日に宵宮、23日に本祭が営まれる。