和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年11月13日(水)

まるで緑の戦闘機 キョウチクトウスズメ発生

多くの発生が確認されたキョウチクトウスズメ(和歌山県上富田町で)
多くの発生が確認されたキョウチクトウスズメ(和歌山県上富田町で)
 幼虫が生け垣などに使われるキョウチクトウを食べる南方系のガ「キョウチクトウスズメ」が、和歌山県紀南地方で発生している。県立自然博物館は「県内で定着しておらず、散発的に発生していると考えられる。今年は特に多いのかもしれない」と話している。

 キョウチクトウスズメの羽は迷彩色で、広げると10センチほどになる。アフリカからインド、東南アジアなどの熱帯に分布し、日本では九州以南にすんでいる。県内では1990年代に成虫が確認され、99年に紀南地方で大発生している。その後は散発的に確認されている。

 県立自然博物館によると、今回は台風の影響で成虫が運ばれて繁殖した可能性が高いという。熱帯性のため10月中には終息するとみている。

 このガの幼虫は主にキョウチクトウを餌にするが、ニチニチソウなども食べる。木の根元にふんがあり、葉に食痕が見られれば、このガの幼虫がいる可能性が高い。体長は約7センチと大きい。