和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月18日(土)

ひんやりと旅気分♪ アジア風かき氷が人気、和歌山

カットフルーツや白きくらげが入って食感を楽しめるチェー
カットフルーツや白きくらげが入って食感を楽しめるチェー
プラス50円でホイップのせにもできる雪花冰
プラス50円でホイップのせにもできる雪花冰
なめらかで、ふわふわした食感のピンス。写真は「マンゴー」
なめらかで、ふわふわした食感のピンス。写真は「マンゴー」
 お盆が過ぎても暑い日が続く中、アジア風のかき氷が人気を集めている。台湾、ベトナム、韓国など、いずれも一般的なかき氷のイメージとは異なる個性派ぞろい。涼を楽しみながら、旅している気分も味わえそうだ。

■台湾の「雪花冰」

 和歌山県田辺市東陽3の18、ドリンクスタンド「MXSDOT(ミクスドット)田辺店」(西口なおみ店長)では、台湾のかき氷「雪花冰(ゆきはなこおり)」が今月末まで楽しめる。氷とミルク、練乳をミキサーで混ぜて作っており、フローズンのような食感が特徴。「溶けるスピードが速いので、すぐに飲むのがおすすめ」という。

 味は「イチゴ」「チョコ」「抹茶」「キャラメル」の4種。いずれも自家製ソースを使用している。各650円。

 店は台湾をコンセプトにしている。毎月限定商品を提供しており、インスタグラム(m_x_s_d_o_t_t_n_b)で発信している。

 西口店長は「商品とともに、特別な時間も味わってほしい。容器にお客さんの名前を書くサービスが好評で、混み合っていないときは希望のイラストも描いている」と話している。

 営業時間は午前11時~午後7時。水、木曜定休。

■ベトナムの「チェー」

 白浜町1384の9、白浜水果店(笠松奈保店長)はベトナムのスイーツ「チェー」を9月末まで提供している。上部分はかき氷、下部分にはゼリーやフルーツ、白きくらげなどが入っており、食べ進めるほどにさまざまな食感と味わいが楽しめる。ゼリーには、台湾で親しまれる仙草などのスパイスを使用している。

 味は「キウイ&ヨーグルト」「マンゴー&ココナツ」「ミックスベリー&ココナツ」から選べる。キウイの下部分には、ジャスミンティー風のシロップを使用している。各950円。

 店名の「水果」は、中国語で「果物」という意味。店では、果物とアジアのスパイスを取り入れた商品を提供している。

 営業時間は午前11時~午後5時。8月は水、木曜定休だが、9月は不定休。インスタグラム(shirahama_suikaten)で確認できる。電話0739・43・8334。

■韓国の「ピンス」

 田辺市目良19の15、「Loro kitchen(ロロキッチン)天神崎」(加藤みどり店主)は、韓国風かき氷「ピンス」を提供している。シロップや調味料を配合した液体を急速冷凍させ、専用の機械で細かく削って作る。アイスともかき氷とも違う、なめらかでふわふわした食感が特徴だ。

 「イチゴ」「マンゴー」「キャラメル」など数種類あるほか、期間限定商品もある。各850円。今後もさまざまな新メニューを開発予定で「ブドウ」「紅イモ」などを企画している。

 加藤さんは「韓国では一度混ぜて食べる人が多いみたいだけれど、うちは映えを重視。見た目も楽しんでほしい」と話す。客層はさまざまだが「立ち寄りやすいからかスイーツ男子も多い」という。

 営業時間は午前11時~午後6時半。水曜定休。電話080・5711・3777。