和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2019年12月16日(月)

梅に新たな害虫 田辺やみなべで初確認

ヒメヨコバイの仲間の「シンガポーラ・シンシャナ」(和歌山県農作物病害虫防除所みなべ駐在提供)
ヒメヨコバイの仲間の「シンガポーラ・シンシャナ」(和歌山県農作物病害虫防除所みなべ駐在提供)
 梅の葉から汁を吸うヒメヨコバイ類の成虫と幼虫が、和歌山県の田辺市やみなべ町の梅栽培園地で多数見つかっている。県内での確認は初めてで、県農作物病害虫防除所みなべ駐在(みなべ町)は注意を呼び掛けている。

 防除所によると、9月上旬から田辺市やみなべ町の梅畑で確認されている。専門家の調べで、この害虫は「シンガポーラ・シンシャナ」であると分かった。中国や台湾、朝鮮半島が主な分布域とされ、国内での確認はこれまで、沖縄だけだった。和名はない。

 成虫は、体色が黄緑色で、体長3~3・5ミリ。頭頂部に黒点があるのが特徴。成虫、幼虫のいずれも葉から汁を吸い、それによって葉が白っぽくなる。落葉することもある。海外では、梅やモモ、ナシ、リンゴなどバラ科の被害が報告されているという。

 防除所は「実害があるかどうかは今の段階では分からない。単年だと影響はそうないと思われるが、続くと心配される」と話し、早期発見や警戒を呼び掛けている。