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2024年05月20日(月)

Matt・錦鯉長谷川、バイきんぐ小峠、映画『マッドマックス:フュリオサ』 “たった一言声優”に初挑戦

映画『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)一言声優として吹替版に参加した(左から)Matt、錦鯉・長谷川雅紀、バイきんぐ・小峠英二
映画『マッドマックス:フュリオサ』(5月31日公開)一言声優として吹替版に参加した(左から)Matt、錦鯉・長谷川雅紀、バイきんぐ・小峠英二
 映画『マックス:フュリオサ』(5月31日公開)に登場する、白塗りの武装集団ウォーボーイズの一言声優を、タレントのMatt、スキンヘッド芸人としてもおなじみの錦鯉の長谷川雅紀、バイきんぐの小峠英二の3人が務めることが発表された。さらに、映画公開プロモーションにあたり、Mattは自身の芸名を“Matt Max(マットマックス)”と名乗ることにし、宣伝部隊長として同じく”たった一言声優”を務めるスキンヘッド芸人2人をプロデュースすることも明らかになった。

【画像】劇中に登場する白塗りスキンヘッド姿のウォーボーイズ

 白塗りスキンヘッド姿のウォーボーイズとは、『マッドマックス』シリーズに登場し、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーを崇拝、両腕を高く掲げながら指を交差させる“V8ポーズ”で世界中の映画ファンの心をわしづかみにしたキャラクター。前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』大ファンを公言する3人は並々ならぬ意気込みで、“たった一言”にMAD(“怒り”)を込めた。劇中でどんな大暴れを見せてくれるのか!?

 今回のたった一言声優への挑戦についてMattは「僕の名前で仕事が来たなって思いました!マッドですね!絶対僕だろうなって」とうれしそうに語る。「アフレコ自体初めての経験で、普段自分のことを“Matt、僕、自分”としか言ったことがなくて、初めて自分の口から“俺”って言ったのが新鮮でした。自分が言ったことがない言葉がたくさんあり、“俺”とか“いいかー!”とか、僕の中で解放された部分がありました」と、『マッドマックス』シリーズの世界観とはかけ離れた温厚な性格だが、MAD(“怒り”)を解放しながら熱演したことを明かした。

 宣伝部隊長としては、「(主人公の)メイクが気になっているのでモノマネメイクでもしてみようかなと思っています。アニャちゃんがすごくかわいいなと思ったので、アイメイクとか、おでこの方もしっかり塗ってあるのが面白いですし、いろいろ宣伝していきたいと思います」と、宣伝方針をアピール。「映画を見た後にスッキリした気持ちになるのかな。見ている人も楽しんでもらえるといいなと思います」と新作への期待を寄せた。

 錦鯉の長谷川、バイきんぐの小峠というスキンヘッド芸人の2人はそれぞれ、即席の“ウォーボーイズ風“白塗りメイクでアフレコ現場に意気揚々と登場。お互いライバルとして闘志を燃やす長谷川と小峠。長谷川は「ライバルだな、と思いましたね。(小峠は)普段から怒って歩いていますから。そこがちょっと、僕より上かも知れないですね。悔しいですけど。でも、好きなんでマッドマックスが。負けたくないです。ウォーボーイズは、俺のものだ!」と熱烈アピール。

 小峠も「みんな僕みたいな体型ですよね、どちらかと言えば。スタイル的には僕のほうが合っているんじゃないですかね。でまぁ(長谷川さんは)根が優しいですからね。大分無理してると感じましたね」と、一歩も譲らない。

 長谷川は、今回たった一言声優に決まったことについて、「容姿でしょ、これ、間違いなく。このフォルムで決めたんでしょ!」とウォーボーイズそっくりの見た目が決め手になったのではないかと思わずツッコミ。「(前作を)観終わった一番の感想が“あっという間だったね!”でした。とにかくスピード感がたまらなくて。“面白い!面白い!”と言っていたので、本当にこのウォーボーイズのたった一言声優が来たのがうれしかったです。」と喜びを語った。

 洋画吹き替え初挑戦となった長谷川だが、「バッチリでした。この格好だったからこそ湧き出てくるもの。“俺はウォーボーイズ”と言う気持ちで行けたので(白塗り)やって良かったです。ほとんど一発OKみたいなものでしたが、 “君は、マッドマックスの申し子だ”という目をしていましたね、監督が。言ったわけではないですが」とその出来栄えには自信たっぷり。

 小峠はたった一言声優に務めることについて、「ハゲているからでしょうね。一択でしょう。ハゲてテレビに出てるから使うか、みたいな感じでしょう」と冷静にツッコミ。「俺を見ろ!」という一言の吹替となったが、「“なんて日だ!”と同じくらいのパワーでやらせていただきました。」と自身の決め台詞に通ずるシャウト系だったので自然と上手くできたと明かし、「まさか『マッドマックス』の本編に出れるなんて、“なんて日だ!“」と大好きな作品に携われた喜びを自身の名台詞とともに披露した。

 そして前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をファンの聖地としても知られる立川シネマシティで鑑賞したほどの作品ファンだという長谷川は、「やはりスピード感というのは期待したいと思います。(前作)『マッドマックス』の場合はそんなことを考えさせる暇がないくらいだった、という印象があります。それくらいワクワクドキドキして欲しいですね」新作へコメント。

 長谷川と同じく作品の大ファンの小峠は、「当時すごく周りで噂になりましたね。特に芸人界ではみんな観ていて。面白い、面白いと。狂った世界感や振り切った描写というか。やっぱり面白かったですね。この唯一無二の感覚は素晴らしいですよね。ロックとかパンクとか曲を映像化しているような。疾走感とか。もう何も考えないじゃないですか。無茶苦茶じゃないですか。破滅的というか、破壊的と言うか。僕の好きなものが全部詰まっている気がします。うれしいですね。観てみたいですね。あの一言にすべてをかけましたからね」と大絶賛し、作品に携われた喜びを語った。

 長谷川、小峠の白塗りスキンヘッド芸人2人を今後プロデュース予定のMattは、「少し肩幅が足りないのかな?でも顔とスキンヘッドの感じはいいですね。もう少し首とか、胸の辺りをちゃんとメイクしてあげたいですね。タトゥーみたいなのや、ただの白塗りじゃなくて、黒とか茶色でぼかした感じがあるともっとリアルな感じになりそうなので、やってあげたいです」と宣言。今後の3人のMADな活動にも注目だ。

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提供:oricon news