和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年09月23日(水)

タクシー運賃改定 来年2月から

 近畿運輸局は13日、和歌山県紀南地区のタクシー事業者15社から申請されていた運賃改定を認めたと発表した。普通車の上限運賃は初乗りが現状の1・5キロ610円から1・2キロ580円となり、加算(90円)される距離は287メートルごとから269メートルごとになる。新運賃は来年2月1日から適用される。

 紀南地区はみなべ町―新宮市。初乗りの距離を短くして運賃を引き下げる一方、加算分を値上げすることにより、増収を目指す考え方という。時速10キロ以下になった場合には、時間ごとに運賃加算される仕組みに切り替わるが、この時間も短くなる。同地区の運賃改定は2014年4月と今年10月の消費税引き上げに伴う値上げを除けば、10年12月以来9年ぶりとなる。

 新運賃は、5段階設定され、事業者がこのうちから選択する。下限運賃は、初乗りが現状の1・5キロ580円から1・2キロ540円に、加算される距離は302メートルごとから289メートルごとになる。

 運賃メーターを使わない時間制(30分ごと)の運賃は上限が150円値上げの2250円、下限が100円値上げの2100円となる。

 特定大型車(7人乗り)も運賃が改定される。

■紀南地区以外も

 近畿運輸局は同日、紀南地区のほか、有田・御坊地区や和歌山市域地区を含む管内8地区についても運賃改定を認めた。運転者の労働条件の水準確保の必要性などから審査したといい、改定後は、運転者の待遇改善やその実績の自主的な公表、割引事業の経費を運転者に負担させる慣行があれば、それを見直すなど、各府県のタクシー協会に求めていくという。