和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月14日(木)

【動画】夜空にランタン舞う 和歌山・那智山で世界遺産20周年記念イベント

ライトアップされた那智の滝を臨む三重塔前で宙に浮かべられたランタン(6日、和歌山県那智勝浦町で)
ライトアップされた那智の滝を臨む三重塔前で宙に浮かべられたランタン(6日、和歌山県那智勝浦町で)
 和歌山県那智勝浦町の那智山で6、7の両日、ウオークや光の演出を楽しむ催しがあった。参加者が竹灯籠が並べられた熊野古道を歩いたり、那智の滝を望む場所で風船が入ったランタンを宙に浮かべたりして、世界遺産を幻想的に彩った。

 那智勝浦観光機構主催の「那智山ナイトウオーク&ランタン祭り」。

 6日には約100人が参加。特別に本尊が開帳された世界遺産の補陀洛山寺を訪れた後、熊野那智大社や那智山青岸渡寺などへと続く熊野古道「大門坂」を歩いた。

 その後、那智大社の別宮・飛瀧神社のご神体である那智の滝を望む青岸渡寺の三重塔前に集合。暗闇の中で那智の滝や三重塔がライトアップされる中、ひもが付いたランタンを夜空へと浮かべた。

 友人に誘われて参加した大阪府和泉市の中條裕美さん(65)は「幻想的で美しかった。涼しい時に熊野古道も歩いてみたい」と笑顔を見せた。