和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月19日(日)

拾得金は1億4千万円 2019年、県警まとめ

 和歌山県警は、2019年中にあった遺失、拾得物の取り扱い状況をまとめた。拾得件数は14万6673件(前年比2174件増)。うち現金は約1億4200万円(同約200万円減)だった。

 県警会計課によると、拾得金で高額だったのは、3月に現金216万円が入ったボストンバッグが見つかったケースで、持ち主が遺失届を出していたため、返還されたという。拾得物で最も多かったのは「衣類・履物類」1万3992件。次いで「財布」6457件、「かばん類」5605件だった。

 遺失届は1万8033件(同264件減)あり、うち現金は約1億8千万円(同約1300万円減)だった。物品は「財布」4364件が最多。「携帯電話」3250件、「鍵」1317件が続いた。返還された現金は、約1億300万円だった。

 保管期間の3カ月以内に落とし主が分からず、19年中に所有権を得た拾得者に引き渡された件数は7万459件(同7919件減)。現金は約2300万円だった。

 拾得者が引き取り期間(2カ月)内に来なかったり、所有権を放棄したりして県に所有権が移ったのは5万3375件(同6973件増)、現金は約1700万円(同約160万円増)だった。