和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月24日(土)

紀南の夏寂しく 祭りや花火大会相次ぎ中止

白浜のメッセージ花火(2019年7月撮影)
白浜のメッセージ花火(2019年7月撮影)
 新型コロナウイルスの影響で、7~8月に和歌山県紀南地方で予定していた祭りや花火大会の中止が相次いでいる。3密(密閉、密集、密接)の回避などの感染防止対策が難しいため。代替イベントの予定もなく、各自治体、団体は慎重な姿勢を見せている。

■ヤーヤーまつり中止

 田辺市街地の商店街を歩行者天国にして、毎年8月8日夜に開催している「ヤーヤーまつり」の中止が決定した。主催の市商店街振興組合連合会は「近隣からも大勢集まるイベントで、今夏は難しいと判断した」と話している。秋には商店街を盛り上げるようなイベントを開きたいという声が上がっているという。

■観光に打撃

 毎夏、多くの観光客でにぎわう白浜町では、浴衣での温泉街周遊を促す「七夕ウイークin南紀白浜」▽7~8月に6回に分散して開催予定だった「SHIRAHAMA2020花火ラリー」▽白良浜に埋められた10万円金貨や宿泊券などの引換券を探す「熊野水軍埋蔵金探し」▽「南紀白浜温泉メッセージ花火」▽「キャンドルイルミネーション」が中止となった。

 田辺市の「熊野古道清姫まつり」「大塔地球元気村」、上富田町の「富田川友遊フェスティバル」、すさみ町の「すさみ花火大会」、串本町の「ビルフィッシュトーナメント」「熊野水軍古座河内祭の夕べ」「串本まつり」も中止が決まっている。

 新宮市や那智勝浦町、三重県南部でも花火大会が中止になっている。

■地域の祭りも

 地域の祭りにも影響が出ている。田辺市新庄町の名喜里町内会は、毎年7月13日夜に開催している市の無形民俗文化財「ぎおんさんの夜見世」の中止を決めた。

 各家が軒下や玄関先に昔話や縁起の良い物を題材にし、野菜や花などを使った作品を展示する。町内会は「新庄が一番にぎわう行事だけに残念。来年は楽しく開催できることを願っている」と話した。

 紀州三大祭りの一つとして知られる「田辺祭」(7月24、25日)、串本、古座川両町を流れる古座川を舞台にした「河内祭」(7月25、26日)も神事のみとなる。

■今夏中止になった紀南の主な花火大会

SHIRAHAMA2020花火ラリー(白浜町)
南紀白浜温泉メッセージ花火(白浜町)
大塔地球元気村(田辺市)
富田川友遊フェスティバル(上富田町)
すさみ花火大会(すさみ町)
鹿島神社奉納花火祭(みなべ町)
熊野水軍古座河内祭の夕べ(串本町)
串本まつり(串本町)
熊野徐福万燈祭新宮花火大会(新宮市)
盆供養花火大会(太地町)
那智勝浦町花火大会(那智勝浦町)