和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2021年10月17日(日)

ワーケーションで利用を 秋津野ガルテンがモニターやPC設置

秋津野ガルテンに整備したワーキングスペース。モニターやパソコンなどを備えている(和歌山県田辺市上秋津で)
秋津野ガルテンに整備したワーキングスペース。モニターやパソコンなどを備えている(和歌山県田辺市上秋津で)
 和歌山県田辺市上秋津の秋津野ガルテンは、休暇を楽しみながら働く「ワーケーション」の場として施設を利用してもらおうとワーキングスペースを整備した。仕事の気分転換として、農業やスイーツ作り体験、里山の散策などができることをアピールし、誘客する。「交流人口を増やし、地域を活気づけたい」という。


 ガルテンは、小学校の旧校舎を活用した農業体験や飲食、宿泊ができる施設。都市と農村との交流を促すグリーンツーリズムの成功例として全国的に注目されている。新たにワーケーションの誘致に乗り出した。

 ワーケーションとは、会社を離れて保養地に滞在し、オンラインで会議に参加したり、報告書を提出したりして働きながら休暇を取る形態。働き方改革が進む中で注目されている。上秋津は京阪神に近い上、首都圏からも空路なら移動時間は少ないため、好条件の地域だと強調する。

 ワーキングスペースは、事務所がある体験棟の2階会議室に整備。オンラインミーティングやプレゼンテーション、テレビ会議などに活用できる65インチモニターなどの設備のほか、27インチのモニター3台を備えている。ノートパソコンも用意。宿泊棟も含め施設全体でWi―Fi(ワイファイ)がつながる。

 宿泊もできるが、宿泊せずにワーキングスペースだけの利用でも構わない。宿泊しての利用は無料だが、宿泊しない場合は半日当たり2千円(税込み)。団体などが貸し切る場合は1時間当たり1800円。

 宿泊は大人1人が7500円(税込み)で、2人なら1人当たり4400円。3人や4人ならさらに安くなる。

 上秋津はミカンや梅の栽培が盛んで、一年を通じて果実が収穫できる。野菜も収穫され、レストランやカフェではそれらの農作物が使われる。農業体験も一年中できる。ミカンや梅の畑が広がるだけでなく、自然景観や歴史的な見どころもあり、里山の暮らしを味わうことができる。

 ガルテンを運営する農業法人「秋津野」の木村則夫社長(64)は「上秋津には都市部にはない魅力があり、ぜひ満喫してもらいたい。訪れてもらうことで交流人口を増やすことができればと思う」と話す。新型コロナウイルス感染症対策で「新しい生活様式」を取り入れる必要性が叫ばれており、離れた場所で働く「テレワーク」としての利用もアピール。地元の人や団体、事業所の利用も呼び掛けている。

 詳細はホームページで紹介している。問い合わせはガルテン(0739・35・1199)へ。