和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2020年10月25日(日)

外はパリっと、中はふんわり 龍神村で薪窯パン

パンを焼く窯を自作した山野真さん(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
パンを焼く窯を自作した山野真さん(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
 和歌山県田辺市龍神村柳瀬で有田市出身の山野真さん(50)が「薪(まき)窯パン『五風十雨(ごふうじゅうう)』」を開店した。今は毎週日曜だけ開けているが、将来はパンの種類や営業日を増やしたいという。

 山野さんは名古屋市にある薪窯でパンを焼く店に長く勤めていた。そこで技術を習得し、数年前から県内で店を出す場所を探していたところ、龍神村の知人に紹介された土地が気に入り購入。店舗兼住宅を建て、昨年3月から半年かけてれんがを積んで窯を自作した。

 その後、開店準備に入ったが、新型コロナウイルスの影響で延び、8月初旬に本格的な営業を始めた。窯で燃やした薪をいったん出した後に、パンを入れて余熱で焼く方式。パンはレーズンや豆乳、黒糖などの食パンや、あんパンなど計10種類。開店前から、近所の人たちが購入のために並んでいるという。

 山野さんは「窯で焼くパンは、外側がパリっとして中はふんわりしている。店名の五風十雨は農作物の生育に適した気候で天下太平とか穏やかな世の中という意味があり、龍神村でも穏やかに暮らしていきたいという願いを込めた」と話している。

 将来は店内で食べることができるイートインも計画している。店は、国道425号の上福井トンネルを小家方面に出た交差点を左折して峠を越えた所にある。