和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年05月20日(月)

国勢調査もコロナ気掛かり 田辺市「ネット活用して」

 国勢調査の調査票の配布が14日始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で、各自治体とも調査員の感染防止策や回収方法に苦心しており、回答にインターネットの活用を呼び掛けている。

 田辺市では688調査区を492人の調査員でカバーする。市職員も動員し、何とか人員は確保した。市は調査員にマスクを着用し、消毒ジェルを持参して、手を消毒してから調査票を配布するよう呼び掛けている。

 調査票は前回までは、居住者に手渡しし、対面で説明するのが原則だった。しかし、コロナ禍で接触を避けるため、郵便受けに配布し、インターホン越しに説明する。

 調査票の回収には、調査員への提出、郵送、インターネットによる回答の3種類の方法がある。市ではインターネットの活用を推奨しており、自宅にインターネット環境がない場合や、回答方法に自信がない人向けに市役所本庁や各行政局にインターネット回答ブースを開設する。14日~10月7日。

 問い合わせは市の国勢調査実施本部(0739・34・2782)へ。