和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月26日(金)

地元の寺で座禅体験 上富田・岡小2年生

静かに座禅体験に取り組む児童ら(25日、和歌山県上富田町岡で)
静かに座禅体験に取り組む児童ら(25日、和歌山県上富田町岡で)
 和歌山県上富田町の岡小学校2年生11人が25日、近くにある普大寺(上富田町岡)で座禅を体験した。

 生活の授業の一環。同校ではいろいろなことに興味を持ち、親しみを感じながら地域を知ることを目的に5年前から取り組んでいる。

 座禅は足の組み方と手の位置などを教わり、5分ほど体験。慣れない体勢にバランスを崩したり、だんだん背中が丸まったりする児童もいて「手をおへそくらいに」「背筋を伸ばして」と声を掛けられる場面もあったが、静かに集中して座禅を続けた。

 児童と吉田拙堂住職との問答もあった。吉田住職が「石段は何段あった」と聞くと、児童は「102段だ」「いや90段だった」と口々に返した。吉田住職が「122段」と答えると「帰りに数えてみよう」と興味津々だった。児童も「お寺はいつ建てられたの」などと質問した。

 平田渉真君(7)は「座禅は難しかったけど、体験できてよかった。楽しかった」と話した。