和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年04月23日(火)

高齢者の集団接種終了 新型コロナワクチン、串本町

高齢者の集団接種で受け付けをする町民ら(和歌山県串本町サンゴ台で)
高齢者の集団接種で受け付けをする町民ら(和歌山県串本町サンゴ台で)
 和歌山県串本町は7月31日、4月下旬から高齢者を対象に同町サンゴ台のくしもと町立病院で取り組んでいた新型コロナウイルスワクチンの集団接種を終えた。8月3日からは64歳以下の一般町民を対象とした集団接種を始める。

 町福祉課によると、対象となった町内の高齢者は7383人で、希望者のうち、より年齢が高い人から接種を始めた。その後、年齢を下げながら接種を進め、31日までに、対象者の77%に当たる5700人が2回接種を終えた。まだ1回しか接種していない高齢者については、一般の集団接種の中で対応する予定という。

 感染が再び拡大する中、31日に2回目の接種を受けた女性(75)は「一安心だが、これからもマスクの着用など感染予防に努めたい」と話した。

 同課の中田匠課長は「医師や看護師、スタッフの協力のおかげで、7月末までという計画通り、高齢者の集団接種を終えることができてよかった。ワクチンを2回接種しても100%感染しないとは限らないことから、引き続き感染予防に努めていただきたい。これから一般町民への集団接種が始まるので、改めて気を引き締めて取り組んでいきたい」と話している。