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2024年04月27日(土)

新顔候補に明暗 白浜町の新議員12人決まる

トップ当選を支持者や家族と万歳で喜ぶ黒田武士さん(20日午後9時半ごろ、白浜町堅田で)
トップ当選を支持者や家族と万歳で喜ぶ黒田武士さん(20日午後9時半ごろ、白浜町堅田で)
 任期満了に伴う和歌山県白浜町議選は20日に投開票され、12人の当選者が決まった。現職10人と新顔2人が議席を獲得し、新顔1人が落選した。投票率は55・98%(前回61・57%)だった。


 当選した12人は党派別で、無所属9人、共産2人、公明1人となった。

 定数はこれまでの「14」から2減った。新型コロナウイルスの影響で、候補者は選挙期間中、集会を開かず、選挙カーを走らせたり、街頭演説をしたりして支持を訴えた。

 開票作業は午後8時に白浜会館で始まり、9時15分に結果が確定した。当日有権者数は1万7811人で、このうち9970人が投票した。

 白浜、日置川両町が合併して新しい白浜町ができた2006年以降、町議選の投票率は毎回、前回を下回っており、60%を割るのは初めて。

■「しっかり働く」 トップ当選の黒田さん

 無所属新顔の黒田武士さん(45)は、有効投票数の16・5%を得票し、トップ当選を決めた。「楽しく選挙を戦えた。身の丈に合わないほど素晴らしい結果で押し上げてもらった。その分だけ責任感を持って、町のためにしっかり働きたい」と語った。

 事務所に確定結果が伝わったのは9時15分過ぎ。スタッフが「1位で当選しました」と報告すると、集まっていた支持者から拍手が起きた。黒田さんは家族らと万歳三唱し、花束を受け取った。

 取材に対しては「後援会や同級生らが一生懸命回ってくれたことが勝因」と語った。4人の子どもを育てていることにも触れ「子育て世代の代表という気持ちで、給食費の削減や子ども医療費の対象年齢引き上げに取り組みたい」と展望を語った。


【白浜町議選開票結果】確定(定12-候13)

  氏名、年齢、党派・現新別。かっこ内数字は当選回数 

当 1,629 黒田 武士 45 無新(1)
当 1,033 松田 剛治 55 公現(2)
当   803 堅田 府利 56 無現(2)
当   788 溝口耕太郎 62 無現(5)
当   778 広畑 敏雄 68 共現(4)
当   759 西尾 智朗 70 無現(5)
当   674 長野 荘一 68 無現(4)
当   668 水上久美子 70 無現(5)
当   651 辻  成紀 64 無現(5)
当   579 小森 一典 47 無現(2)
当   540 正木 秀男 70 無現(4)
当   482 横畑 真治 57 共新(1)

    474 菊原  章 57 無新

 有効 9,858 無効 112